ニュース

カナダ西部カナナスキスで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、包括的な首脳宣言を見送る異例の形で閉幕した。開幕直前にイスラエルとイランが交戦し、ロシアによるウクライナ侵攻、分断の深まる世界経済といった課題が山積しているにもかかわらず、明確な対応策を示せなかった。 自国第一主義を掲げるトランプ米大統領は会議途中で帰国し、G7の機能低下が浮き彫りになった。 包括文書をまとめられなかったのは、ロ ...
【ワシントン共同】レビット米大統領報道官は19日の記者会見で、トランプ大統領がイラン攻撃に踏み切るかどうか「2週間以内に決める」と表明した。イランと交渉の可能性があるためと説明した。 「イランと交渉する気ない」とトランプ氏 イスラエルの自衛権確認 G7、中東情勢で共同声明 米大統領が条件付きでイラン攻撃承認と報道 ...
カナダで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は議論が空転し、混沌とする世界情勢の縮図となった。泥沼のウクライナ戦争に加え、イラン攻撃の激化は世界的な経済危機を誘発するリスクがある。トランプ米大統領は中ロも排除しない新たな「Gα」を模索し始めた。(総合2面参照)主要国サミットは1975年に仏ランブイエで第1回会議を開いてちょうど50年。当時はベトナム戦争に端を発したドル不安で市場が混乱し、 ...