ニュース

イスラエルがイランに対する先制攻撃を行い、双方の軍事衝突となってから20日で1週間となります。イスラエルはイラン国内の稼働していない原子炉を空爆するなど攻勢を強める一方、イラン側も断続的に報復攻撃を続けていて、事態が鎮静化する見通しは立っていません。
【読売新聞】 【エルサレム=福島利之、ジャカルタ=作田総輝】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は19日、地元公共放送カンのインタビューで、イランへの攻撃に関して「全ての核施設を攻撃する。我々にはそれを実行する力がある」と主張した ...
イスラエル軍関係者は19日、イランの弾道ミサイルの発射施設のうち、これまでの攻撃で約3分の2を破壊したと明らかにした。AP通信などが伝えた。イスラエル軍はイランの空域で航空優勢を確立しており、今後もミサイル関連施設などへの空爆を強化するとみられる。
イスラエルは13日にイランの核開発を阻止するためとして先制攻撃を開始。イランもミサイルと無人機(ドローン)で反撃し、攻撃の応酬が続いている。
イランへの軍事攻撃を開始した理由について、イスラエル当局者は、イランの核開発能力の無力化が目的だとしている。ただ、イランの核燃料生産能力に真の打撃を与えるには、米国の支援が必要だと広く考えられている。イスラエルにはない「バンカーバスター」を米国が保有 ...
イスラエルとイランによる爆撃の応酬が続く中、仮想空間でもサイバー戦が激化している。関与しているのは国家機関にとどまらず、ハッカー集団とみられる存在も確認されており、メディアや金融機関など幅広い対象が攻撃を受けている。
【6月20日 AFP】米国がイラン・イスラエル紛争にイスラエル側で介入するのではないかとの臆測が広がる中、ロシアは19日、イランに対する軍事行動を取らないよう警告した。
分析会社Kplerの最新データによると、イランは今週に入ってから日量220万バレルの原油を積み込んでおり、5週間ぶりの高水準となっている。
イスラエルとイランの交戦激化を受け、日本政府が計画した陸路での邦人退避の第1陣が終了し、計87人が20日までに退避した。イスラエルとイランには依然として1200人以上の邦人がいるため、日本政府は引き続きバスなどでの退避に取り組む。
イスラエルとイランの交戦が激化するなか、米国のシンクタンク「戦争研究所」(ISW)は、イランの首都テヘラン市内の空港や邦人が多く住む地域の近くにも攻撃の被害が出ているとする18日時点の被害状況を公表した。
岩屋毅 外相は20日、交戦が続くイランと イスラエル から、邦人とその家族計87人が陸路で隣国に退避したと発表した。イランからは66人が日本時間20日朝にアゼルバイジャンの首都バクーに、イスラエルからは21人が同19日夜に ヨルダン の首都アンマンに ...
イラン国内の各種反体制グループは、同国とイスラエルとの軍事衝突を受け、自分たちが希望する瞬間の到来が近づいてきたかもしれない、と考えている。しかし現体制を憎みつつも、祖国が攻撃にさらされているこのタイミングで大規模な騒乱を起こそうとは考えていない。