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「全社での年間建造量は、商船25隻前後、艦艇・官公庁船が5―6隻の計30隻レベル。これを急激に増やすことは考えていない。納期が延びる新燃料船の建造が増えるので、今の建造量を維持していく格好になる。新造の設備を修繕もできるようにするということはあるかも ...
アジア発・北米向けコンテナ運賃が急騰している。上海航運交易所(SSE)がまとめた16日付の上海発コンテナ運賃指数(SCFI)は、米西岸向けが前週比32%上昇の3091ドル、米東岸向けが22%上昇の4069ドルといずれも前週から700ドル超の高い上昇率 ...
米トランプ政権の関税政策に世界の貿易が翻弄(ほんろう)されている。4月上旬に米国が輸入品に対して発動した一律10%の追加関税と国別の「相互関税」のうち、相互関税はすぐに中国を除き一時延期された。交渉に応じない姿勢を示した中国には合計で145%の関税率を設定。中国も報復措置に出たことで両国は深刻な貿易戦争に突入したかに見られた。しかし、今月12日には一転、両国は互いに課す関税率を大幅に引き下げて個… ...
4月、東京都港湾局の新局長に田中彰氏が就任した。東京港の概況やターミナルの整備計画について聞いた。――2024年の東京港の概況を振り返って。「24年(1―12月)の東京港全体のコンテナ取扱個数は、外貿・内貿ともに前年より増加し、前年比2・8%増の470万TEU。輸出はほぼ横ばいだったものの、輸入は4・4%増の228万TEUと増加幅が大きかった。国内消費が緩やかな回復傾向にあることが要… ...
2024年の外貿コンテナ取扱量が2年ぶりに増加に転じた東京港。東京都は50年に東京港のコンテナ埠頭をイメージした将来ビジョンの素案を公表するなど、首都圏の重要な物流インフラとしてのあるべき姿を模索する。東京港の外貿埠頭を管理する東京港埠頭会社として、ビジョンに沿った取り組みが求められる。服部浩社長に経営計画の進捗(しんちょく)や今後の課題などについて聞いた。■輸入中心に回復 ―… ...
物流博物館は6月7、8の両日、日本貨物模型連合との共催で「鉄道模型運転会」を開く。「あの日、あの時を支えた貨物列車たちの物語」として、「知られざる貨物列車」を特設レイアウトの展示運転で再現する。同運転会では、列車解説も行うほか、線路幅16.5ミリメートルのHOゲージの鉄道模型に限り、運転体験と車両の持ち込みが可能。運転プログラムとして、北海道の「ぐるり道内貨物の旅」や石油輸送、災害輸送など… ...
みずほリースはこのほど、英投資ファンドのヘイフィン・キャピタル・マネジメントが組成・運営する船舶投資ファンド「ヘイフィン・マリタイム・イールド・ファンドLP」に出資参画した。気候変動や資源・エネルギー問題への対応の重要性が高まる中、環境配慮型船舶への投資を通じて脱炭素社会の実現に貢献する。みずほリースが8日発表した。ヘイフィンは2009年に設立され、約300億ドル(約4兆3572億円)を運… ...
◇ヨコレイ 冷蔵倉庫事業の売上高は前年同期比9%増の184億円、営業利益は9%増の43億円だった。前の期に稼働した三つの物流センターなどの減価償却費負担が増加したが、高い在庫水準が続き、入庫量、出庫量、在庫量の全てが前の期を上回った。品目別では水産品の取り扱いが減少したが、冷凍食品、農産品が増加し、増収増益に寄与した。連結子会社のタイヨコレイは増収減益だった。入庫量、出庫量ともに増加した一… ...
コロナ禍の収束を受け、観光面でも東京港のにぎわいが戻ってきた。東京国際クルーズターミナルは2020年に開業しながらコロナ禍が直撃し、外航クルーズ客船の入港は23年3月まで待つことになった。しかし、その後は首都圏という一大観光資源を背後に有する強みを発揮。24年の東京港クルーズ客船入港回数は前の年を20回超上回る72回を記録し、25年はこれをさらに上回る見通しだという。昨年12月には、… ...
笹川平和財団は16日、スウェーデンの世界海事大学(WMU、マルメ市)で学ぶ奨学生(笹川フェロー)らの日本研修を行い、それに合わせて都内でレセプションを開催した。冒頭、同財団海洋政策研究所の所長を務める東京大学の牧野光琢教授があいさつに立ち、奨学生らに対して「卒業後は笹川フェローとして、そのネットワークに積極的に参加し、組織や国境を越えて海洋・海事の発展のために相互に協力し合ってほしい」とWMUで… ...
伊藤忠ロジスティクスの新社長に4月1日付で佐々和秀氏が再就任した。2022年3月まで社長を務めており、異例の再登板になる。これまで増益のけん引役だった海外事業に逆風が吹くなど、難しい事業環境にあるが、佐々氏は「会社を再び成長路線に乗せる」と自らの役割を説明。就任と同時に組織改革も実施し、トップダウンではなく、現場の社員が自ら成長に向けて動ける体制を整備した。(聞き手 岬洋平、梶原幸絵)… ...
国内港湾で外貿コンテナ取扱量首位を誇る東京港では、国内の外貿コンテナ貨物の約4分の1、東日本で輸出入される外貿コンテナ貨物の約6割を取り扱っている。東京港第9次改定港湾計画では、2030年代半ば(令和10年代後半)に取り扱う外内貿コンテナ貨物個数を650万TEUに設定。将来的な貨物増に向けて、新規埠頭の整備、既存埠頭の再編を進めている。大井コンテナ埠頭に関して、都は背後地を取得する計画を発… ...