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2025年1―3月期の主要コンテナ船社の業績は、輸送量の増加や運賃の上昇などを背景に、おおむね堅調に推移した。足元では米国の関税政策を巡る動向が荷動きに大きな影響を及ぼしている。4月以降、米中間のコンテナ輸送は一時的に大きく落ち込んだが、米中関税合意 ...
港湾労働安定協会の六大港の各支部は、高校生らの若者に港湾運送事業と接する機会を提供する「港湾運送業若年者理解・入職促進事業」(みなとdeワーク事業)に取り組んでいる。2024年度から開始し、25年度も事業を継続。港運関係者が学校を訪問して行う出前授業のほか、業界セミナー、職場見学会の3種類のプログラムを通じて、仕事の実態・魅力を発信している。多くの参加者から「港運業界の印象が変わった」などの反響… ...
商船三井さんふらわあ(牛奥博俊社長)は14日、同社が運航するフェリー「さんふらわあ」の大阪での発着港の所在する大阪市住之江区と共に、寄港地の自治体と地域の魅力づくりや観光プロモーションに関する連携協定を締結したと発表した。同社と住之江区が協定を結んだ自治体は、別府市(大分県)と志布志市(鹿児島県)。これらの自治体と同社が連携し、それぞれの地域資源を生かした取り組みを進め、各地域の認知度向上と観光… ...
◇センコン物流 経常利益は前の期比59%増の9億3500万円。運送事業で精密機械などの輸送量、倉庫事業で食品・米穀などの受注高の増加が寄与した。乗用車販売事業の新車・中古車販売台数の増加も利益を押し上げた。売上高は7%増の188億円、営業利益は45%増の8億1300万円。純利益は32%増の5億600万円。セグメント別では、運送事業が5%増収、営業利益6・3倍の1億5600万円。増収効果に… ...
イスラエル船社ジムが19日に発表した1―3月期業績は、純利益が前年同期比3・2倍の2億9600万ドル(約430億円)だった。輸送量が1割、平均運賃が2割、それぞれ伸長。船隊刷新によるコスト構造の強化も寄与して大幅増益だった。通期予想は調整後EBITDA(金利・税引き・償却前利益)が16―22億ドル、調整後EBIT(金利・税引き前利益)が3億5000万―9億5000万ドルと減益見通しを据え置いた。… ...
米国の港湾管理者団体である米港湾局協会(AAPA)は現地時間19日、米通商代表部(USTR)が通商法301条に基づき提案した中国製ガントリークレーンへの100%の追加関税措置に対し、反対を表明した。AAPAは、同措置によって米国港湾が約67億ドル(約9700億円)の追加負担を強いられると試算。ケイリー・デイビス会長兼CEO(最高経営責任者)は、「中国製クレーンに新たに100%の関税を課しても、国… ...
■ケープサイズ 堅調かつ楽観的な展開で週を終えた。シンガポールのウェーサーカ祭の祝日の影響で週初の取引は低調だったが、引き合いの増加と船腹量のタイト化に支えられ、市場心理は強気を維持した。太平洋市場は、週初めに相場が若干軟調に推移したが、資源会社をはじめ堅調な需要により上昇に転じた。西豪州―中国(C5航路)は着実に回復し、運賃指数はトン当たり8.195ドルで週を終えた。大西洋市場… ...
中東船社フォーク・マリタイムが船隊拡張を進めている。このほど、「FOLK DAMMAN」(1868TEU)「FOLK YANBU」(702TEU)「FOLK JUBAIL」(1118TEU)の3隻を買船した。いずれもサウジアラビア船籍として登録した。これによりフォークの自社船隊は5隻、運航船隊は用船3隻を含めた8隻となった。フォークは2024年にサウジアラビアの政府系ファンドPIFの資金を… ...
【関西】商船三井関西支店(大阪市北区)が移転し20日、開所式があった。新オフィスは移転前の約3倍に拡張、同支店に置かれている住吉大社の分社も遷座した。関西地区の経済再活性化に注目が集まる中、今後は支店を阪神・西日本地域の拠点として活用していく。旧支店があった中之島ダイビルから、隣接するダイビル本館に移転した。新オフィスは広さが約215平方メートルで、同社が常任総代を務める住吉大社の分社も十… ...
海上保安庁は21日、「海上保安レポート2025」=写真=を発刊する。同リポートは、海上保安業務に関する最新の情勢と今後の展望を分かりやすく紹介するため、毎年刊行している。今年は「平和で美しく豊かな海」と題した特集を組み、海保庁が国際業務に取り組む意義などを紹介する。海保庁が14日発表した。特集では、「国際業務」にフォーカスし、同業務の歴史や諸外国との連携・協力(外国海上保安機関への能… ...
エイ・アイ・エス(AIS)は、同社が手掛ける船員向け労務管理システム「TRANS―Crew(トランス・クルー)」について、船員の資格と有効期限を一元的に管理する「資格管理・有効期限管理クラウドサービス」の開発に着手した。日本郵船との協業で取り組む。新サービスの提供開始は今年秋ごろを予定する。AISが20日までに明らかにした。新サービスは、2024年にリリースした手当・給与連携サービスに続く… ...
LPG(液化石油ガス)を輸送する8万立方メートル級のVLGC(大型LPG船)のスポット運賃が急上昇している。19日付の中東―極東航路の運賃は前週比約20ドル高のトン当たり76ドル、日建て用船料換算で4割高の5万8700ドルを記録。12日に米中がLPGを含む追加関税の90日間の引き下げで合意したことで、長距離トレードの米国―中国間のLPG荷動き回復が見込まれ、船腹需給にタイト感が生じている。… ...